SSブログ

葬式の後に、ちょっとルーツを [日常と雑記]

今度は葬式とは全く関係ないんだけどね
何となく親と話してたら、うちの家系の話になって面白いことを言ってたからそれを書いてみる
実家で一緒に住んでた曾祖母ちゃん(少し前に書いた祖母の母ではなくて祖父の方)、もう亡くなってるけど
その曾祖母と祖父は血が繋がってないんだ
再婚して義母となったのが10歳くらいの頃だったから祖父は「かあさん」と呼んだことが一度も無かったとか
行動も言動も破天荒な上幼いひ孫と本気でケンカするような曾祖母だけど
介護も良くしてもらい
親族たちには入院させたことは知らせていなかったのに
たまたま法事で集まった親戚たちがそれを聞いてそのままの足で大勢見舞いに来てくれて
そのまま2日後に大往生
運だけはある人やけんねーと母が笑って話してた

上の曾祖母は実際は義が付くんだけど
では本当の曾祖母は、とやっぱり気になるもの
何度かちょろちょろと話を聞いてて、祖父がまだ幼い頃に息を引き取ったというのは知っていた
てことで今回は少し詳しく聞いてみた
曾祖母がなくなったのは1才の頃で、祖父は顔は全く覚えていない
元から母は居ないような感覚で育ってきたらしい
曽祖父が再婚してからも「かあさん」と呼べなかった理由の一つはそこにあるのかな
この曾祖母の血筋は頭がとにかく良かったらしい、祖父の頭の回転が速かったのはその流れを継いでいるんだろう、と母は話してた
身なりをあまり気にしないのもその流れだろうとも
色んな血が混ざってきてその流れは欠片すら見せなくなったのが俺だったりするんだけど、まあそんなもんだよね
実はこの曾祖母の写真が、曾祖母の実家を片付けているときに一枚だけ出てきたという
具体的な時期は曖昧だけど亡くなってから大分時期が開いた時だったはず
写真なんて滅多に撮る機会なんてない時代にそれが出てきたのは本当に偶然だったと思う
実際それが出てくるまで曾祖母の写真は無いものとされていて、仏壇のある座敷に並ぶ先祖の写真や絵の中にはいない
写真が出てきたからそこに加えるということはしなかったようだけど、その写真は祖父が金庫の中に大事にしまっているらしい
その写真に写る曾祖母は看護婦の姿をしているという
母が祖父に、写真を見てどう思ったのか聞いたことがあるらしいけど「よう、分からん」と答えられたらしい
まあそうだよね
母は看護師をやってる、10年程前までは病院勤めだったけれど今はデイサービスで看護師として働いている
母が看護婦になりたい、と祖父に伝えたときふとその写真が脳裏に浮かんだという
もちろんその時の母はそんな事を知る由もない
全く似合いそうにないけど、祖父はこれは何かの運命なのかも知れない、と思ったんだそうな
そして時は流れて、丁度最近の話
母がデイサービスで利用者の方の為に演劇をすることになっていたという
タイトルは何だったかな……七人の桃太郎、だったかな……自信がないけどそんな感じ
職員さんたちがそれぞれ好きな格好に扮して演劇するらしい
衣装を作るために用意された布切れを弄っているうちに、何となく形が出来てきて
深く考えずに作っていくと曾祖母が着ていたものとそっくりな衣装が完成した
試しに着てみると、まるで写真の中で見た曾祖母のようだったらしい
見せてもらったことはあったというので無意識のうちにそれに近いものを作ってしまったというのもあるのかもしれない
けれども、不思議な話だね
作り方は全く覚えてないので、もう一度作るとなると無理かもしれないと言っていた
特にオチは無いけど
母と祖父と曾祖母の繋がりの話

他にも曽祖父は九人兄弟の三男だけど実家を継いでる
長男は農業はやらないと飛び出してて、次男は…………忘れた
とにかく自分が継がないといけないと思ったらしい
兄弟のうち一人がシベリア抑留の際に牛のヒヅメを削る技術を持っていたので他の者より優遇されたとよく自慢していたとか
兄弟の中で唯一の女性だったかな、結婚したけれど夫の浮気が酷くて愛人を何人も作られて終いには早くに死んでしまうけれど、それを境に改心して物凄く真面目な人物になった夫、なんて話もあった
三代も遡ると結構いろんな話が出てくるんだよね
しかも時代が時代だからいろんなことが起きてるし、こういうのは聞くだけでも面白い
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

葬式へ行って卯年はじめ ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。