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狐とつくとつい [小説]

久しぶりの日記だねー
久しぶりだねー

レポートを提出したついでに古本屋を覗いて来ました
まだ未消化の分があるけど、すぐ読み終わりそうだから適当に探してみようと思ったのです
評判とか調べず、背表紙眺めながらピンときた物を手に取って
面白そうなら買うって感じなんだけど
「狐」って言葉が含まれてると思わず手にしちゃうんだよねー
「猫」って付いててもつい本棚から引き抜いちゃうよね
「犬」って文字が見えるとこれまたややと手を伸ばしちゃう
多分「狸」とか「鼬」とか「狼」とか、動物が一つでも入っていれば気に留めてしまう
のかと思いきや
「熊」や「馬」、「猪」だったりだと反応しない気がする
なんでだろう
あまり物語を期待できないと直感で判断しちゃうのかな

ああ、「兎」だと……
……たぶん、ニヤニヤしながらパラパラとページをめくってみると思うよ
もう、ホント駄目だね
うさぎ=おまんじゅう
ってイメージが植え付けられちゃったよ

まぁそんな事はどうでも良くて
3冊買ってきました
100831_015723.jpg
狐笛のかなた / 上橋菜穂子
蠱猫 人工憑霊蠱猫 / 化野燐
白澤 人工憑霊蠱猫 / 化野燐

うn
そういう事なんだよ
別に他には全く興味を示さないという訳ではないんだよ
ただ上で言ったような言葉が入っているとちょっと気になっちゃうなーというだけで
……今回は丸々なんだけどね
買ったからには読みたくなっちゃうけど
まずは先に買っておいた方から読まないとね
その前にまずは部屋の掃除からだよね

実は今キッチンでバイオ兵器が育ってるんだよ
ちょっと危ないんだよ
早く処理しないと
タグ:小説
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押入れのちよ [小説]

コーヒー片手に読み終えてきました
マックが本格的に読書プレイスになってきてる
というかそこ以外で読んでないなー
あと、行くなら昼下がりか深夜だね


これも短編集、収録されてる作品は
・お母さまのロシアスープ
・コール
・押入れのちよ
・老猫
・殺意のレシピ
・介護の鬼
・予期せぬ訪問者
・木下闇
・しんちゃんの自転車
本のタイトルになってる押入れのちよももちろんだけど、他の作品も漏れなく面白かった
幽霊といえば悪意にに充ち満ちた恨み辛みの塊で描かれる事が多いけど、この本の中ではどれも綺麗なままでむしろ人間よりも善意で満たされてた
こういう趣向もいいよね……
幽霊妖怪の類を好意的に描いた作品っていいよね……
そういった話が好きな人なら是非読んでおくべきな一冊なのかな
ちよかわいいよかわいいよちよ
ジャンルで分けるとホラー、ミステリ、オカルト?
短編集だから分けることもないんだろうけど
人間の部分だけを見れば、何か恨みでもあるのかという程に人間(大人)の闇ばかりを描写しているし、かなりのブラックユーモアが詰まってる
幽霊関係はどれも優霊物語、読んだ後ほっこりできる
うーむ、作者は人間が嫌いなんじゃろうか……

収録されてる作品たちはよく叙述トリックが用いられていて、「あ、やられた」と何度か思わされた
あと作品の幅が結構広くて、色々な方面で楽しませてくれる
またか、と思うのはサルビアの花くらい
サルビアの花の蜜をちゅーちゅーするのって良いよね
あの形はどう見ても吸って い い の よ って言ってる
ちゅーっと気分はミツバチだよ

収録されてる作品の中で、殺意のレシピと介護の鬼、予期せぬ訪問者は読んだ記憶があったんだ
もしかすると以前立ち読みでもしてたかな、と考えてた
朧げな記憶で、何かの番組でこの本が紹介されてて、それなりに凄い人が
特に殺意のレシピが個人的に一番面白かった、やってる事は残酷なのにその描写、そしてオチも含めて思わず笑ってしまった
と評してた、多分
そしてそれを見たすぐ後に本屋に行く機会があって、立ち読みしてたんだと思う
その時ニヤリとしてしまってたのかな、だからそのまま次、また次の作品まで読んでたんだろうな
今回二度目だったけど、やっぱり面白かった

あとは猫だね
猫は人間よりも怖かった


読み終えた本をまとめて棚に並べようとしたら、読みかけだったり開いてない本がいくつか出てきた
新しい本を漁りに行こうかと思ってたけど
もうしばらくは大丈夫かな

そういえば実家で読み終えたヘレンESPを放置してたら
家族が読んでたらしい
かなり好評だったけど
やっぱりフランケン・ふらんは読ませない方がいいのかな
……まあ、手元に単行本がないから読ませられないけどね
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一食620円 [小説]

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ガッツリ食べました
食べたのは昨日の夕方だったけど、夜まで胃がもたれて寝付けなかったりしました
どうしようもないのでペプシのロング缶を買ってきて一気飲みしたら
さらに眠れなくなりましたとさ

最近マックに通いつめてる気がするの
大学の講義が終わってから、コーヒー片手に本を読んで
区切りのいいところまで読んだら帰る
コーヒーがお代わり自由なのがいけないのよ……

先日、コーヒー100円のかがすクーポンがなくなったので
仕方なくアップルパイとセットの170円クーポンを使ってアップルパイを食べました
不味かったです
私には合わないと思いました
そして昨日、コーヒーのためにまた注文しました
単品で注文すれば良かったものを、とは言わないで欲しいのです
他にも色々付けていった結果、一番上の画像になりましたとさ
この時のアップルパイはなぜか美味しかったのです
空腹は最高の調味料、なのでしょうか
ドぎついシナモンも案外悪くないと思ってしまいました
コーヒークーポンがなくなれば、また食べるかもしれません

先程述べた通り、目的の一つが本を読むことだったりします
同じビルの中にあったタイトーステーションが先月末日で閉店し、そこに通じる通路が閉じ切りになったため
通路最奥あたりのソファは結構落ち着いて本を読める場所になってたりするのですよ
おかげでよく学生が居座ってたりするんですけど
そこで厚かましくも、ボックス一つを一人で占有しています

少し前に書いた藤原審爾の大妖怪を読み終えました
異種間恋愛とくると大方悲恋で終わってしまうという
人外好きには何とも辛いジンクスがあったりします
この大妖怪の中に収録された話の一つに、妖恋魔譚というものがありました
見て分かる通り、一人の若者と大蜘蛛の娘とが恋に落ちるんです、そして……
この大妖怪は人々と妖怪との壮絶な戦いを描いた作品を集めたもの、もちろん妖怪は討伐されます
討つべき妖怪は、若者と愛し合う妖怪の母親、マジ外道なのです
クマンバチの大群を操る仙人みたいな老婆が海に沈めて終わらせるんだけど
愛し合ったふたりは、人と妖怪の争いに巻き込まれて命を落としてしまうという……
大蜘蛛の娘は石の雨が降るなか、衰弱した男を庇うように抱きしめて守り
手足を千切り腹に穴を開けながら男を胸に抱いて事切れる
そして男も……

おいとおおおおおおおおお!!!!1!!
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおんn!!!!!!1
どうしてなんだあああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!

どうして幸せになれないんですか! なっちゃいけないんですか!?
人と妖怪じゃ生きていもいずれ不幸になるから同じだとでも言いたいんですか!
それは!
断じて!
ありません!!
幸せの形なんて求める数だけあるものなんです!!

というお話が収録されていました
全部読んでみて、最初は結構お固いお話が多いのかなと思っていたんですけど
開いてみて吃驚、意外とファンタジーしまくりなんです
しかも年齢と性能が比例するという
まさに、ジジババヘブン
風を操る鬼女と生身でDB的戦闘を繰り広げ最終的には空中戦まで持っていく年老いた修験者、強力な法力も使えます
天界から追放された荒神を封印する神社の神官、命を引換に荒神を解放し九尾など幾千もの妖狐を羽虫のごとく捌いていく、凛とした美貌でよく出来た孫娘がいて主人公を慕っております
父の仇の蝮を撮り続けて半世紀、とある老師に出会ってからは薬草を採り蜂を使い蜜を集め暮らしている元木こりの老婆、80過ぎても現役で何十万という蜂の大群を苦も無く操れます
とにかく強い人がたくさん出てきます
面白いのでオススメですよ
ネタだけでなく、色々と勉強になる本でもありました

大妖怪を読み終わり、ダンタリアンの書架の2巻に手を出し始めたわけなのですけど
ページを捲るスピードが、ものすごく速く感じる……
大妖怪は恐ろしいくらいページに文字が詰まってたからなのか、気づいたら数十ページ進んでたりします
物語の展開もめまぐるしく変わっていきます
気持ちいいいけど、なんか勿体無い気もするのですよ
何となく比較してみようと思って携帯で撮影
これが大妖怪
100423_035202.jpg
こっちがダンタリアンの書架2巻
100423_034603.jpg
書き方は色々あるからね
後者の方がよく見る小説の形だから、これが普通なのかしら
まぁそんなことはどうでもいい事なのです
結構密度に差があるから、読み進める体感速度は否が応にも上がってしまうのでした

と、いう事で今はダンタリアンの書架を読んでいます
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ダンタリアンの書架 [小説]

PCに色々インストールしてる間にマンガやら小説やらを読んでいたのです
ペダルとイカ娘の新刊を読み終えてもまだまだ時間があったので
ダンタリオンの書架1巻を読み始めて
読み終えました

ゴシックドレスと甲冑を足して2で割ったような格好をして胸元に巨大な錠前を付けた黒髪ロングの女の子のダリアンと
変態的なビブリオマニアを祖父に持ち元飛行機乗りだったという青年のヒューイが
幻書と呼ばれる、特異な力を持ってしまった失われたとされる奇書怪書をめぐり物語を展開していく
そんなお話
1話完結型で結構読みやすかったし、もちろん中身も良かった
ネタやオチに既視感を感じたりするけど、テーマがテーマだからむしろこれで面白いと思ってたり
基本的に貸し出した幻書を回収しに行く話だから

本と食べ物ばかりを食い散らかして無駄に態度がでかくて口が悪くて警戒心が強くて小動物みたいにすぐにヒューイの後ろに隠れてしまうロリババアだなんて……
ダリアンかわいいよかわいいよダリアン
しかも揚げパンが好物だなんて
最近だとどこぞのレーヴァ某が揚げパン好きだったり、虹裏でも揚げパンスレを見かける頻度が増えたような気もするし
揚げパンブームきた!
気がしないでもない、かな
とりあえず揚げパンはきなこ派です

1巻の最後には焚書官というのも出てきたし
ヒューイとダリアンっぽい二人組が何かやろうとしてるみたいだし
ダンタリオンの書架の他にも幻書を保管してるものがいるみたいだし
先が気になるから、昨日一気に4巻まで買ってきたのですよ!

でも、藤原審爾の大妖怪を読みかけてるから……どうしようか
ちょっと古い本だけど、此の本も面白い
目次を開くと
・天魔空狐異聞
・千仞峡谷の妖怪
・黒風鬼女始末
・怪異因幡大百足
・妖恋魔譚
・篠乃隧道由来
妖怪人外好きがこれを見てわくわくしないわけがないじゃない!
とりあえず天魔空狐異聞だけ読んだけど
狐さんに萌えた、爺だったけど萌えたんだよ……!
若干ツンデレ入るし
ストーリーも狐視点で読むと人間故の下らなさが感じられて面白かったのです

最近は小説から離れ気味だったけど、また読み始めそうな予感
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